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【お笑い新人グランプリ】
今回は、ほぼリアルタイムの全組コメントに挑戦してみる。
ああプラン9がいないのが残念でならない。
(順番は演じた順そのまま)

千鳥…◎
M-1に続いてのトップ登場。
髪氏を何処となく想起させる(会ったことないけれど)大悟は
大変引き出しの数が多く、長時間になればなるほど笑いが取れるタイプかな。
おそらく決勝進出だろう、FUJIWARAも嬉しかろう。

ヘッドライト…△
千鳥の後にしてはよく頑張ったほうではないだろうか。
ただ「ハリガネ+笑い飯」といった印象が拭えなかったので、
せめてどちらか片方のいいとこ取りをして、それを極めるべき。

安田大サーカス…○
M-1で準決勝まで勝ち上がったのも驚いたが、
ただのイロモノに非ず、見る度に完成度が上がっているように思う。
まあ「3年後も見たいか」と訊かれれば自分はノーなのだが、
反則を反則と感じさせずに純粋に笑いを追求している姿勢は買える。

ダイアン…△
本当は×にしようかと思ったが、腕は確かなのでこの評価。
正統派漫才のメンツが今回少ないので
それだけで既に彼ら2人は有利な立場にあるはずだったのだが、
途中でミニコントに走ってしまって、むしろ埋もれてしまった感じ。
彼らは生理的に受け付けない悪棲丘…理由は分からないが。
アメザリくらいインパクトがあってはじめて勝ち負けに持っていけるネタ。

アジアン…×
何で吉本の若手は「昔やった遊び」から脱却できないのだろう。
青空とアジアンはいい勝負(中レベルで)だと思っているので、
今回アジアンだけが残っているのが不可解。
女性芸人が必要以上に容姿の醜さをウリにするのは、居た堪れないので嫌い。

NON STYLE…○
ストリート時代から培ってきたものがそこそこあるので、
結成年数3年ちょっとでも会場慣れしていて、動きは良い。
駆け出し時代から「マジっすか」でTVに出ていた強みもあるのかも。
笑いもなかなか多く、構成もしっかりしていたが
このままではランディーズ辺りと同じ位置に落ち着いてしまう危険性も。

南海キャンディーズ…◎
男女コンビはかくあるべきかな。
(真似しようとしてもできないところに彼ら2人の魅力があるのだが)
オールザッツ同様、非常に秀逸なネタを演じてくれた。
「野生のイノシシ」で会場の雰囲気もしっかり掴んだようだ。
両者のキャラはどちらかというと水と油、サドとマゾに思えるが
反発が不快に見えることは無く、見れば見るほど面白い。
順調に行けば、今年はM-1ファイナルくらいまでは十分進める。

友近…◎
彼女のエネルギーの源は、まさにネタ中に発した
「言いたいねんこういうコト、言わして」の一言に尽きる。
持っている引き出しの数も尋常じゃないくらい多いし
(それだけ複雑な人生経験を積んだということではあるが)
自分の長短をしっかり把握して、キャラ作りに生かしているのも見事。
友近ホットペッパーのコラボは、今回悪棲丘最高のツボ。
オチへの引き込み方はネタによってばらつきがあるが、このネタは完璧だった。

とろサーモン…×
本当は△だが、ネタを見てこの評価。
ちょっと今回は空回りしすぎたように思われる。
オールザッツは短時間ネタだから見られただけなのだろうか、
彼らの実力は全然こんなものではないと思うのだがなあ。

天然もろこし…×
会場の客が「南海友近」でお腹いっぱいになってしまった感は
否めないものの、それを差し引いても学芸会の域を出ないネタ。
何故この2人が残れたのだろう、と疑問にすら感じた。
初見でよく知らないのだが、少なくともトリには向いていないことが分かった。

決勝進出は千鳥友近南海キャンディーズ
ものすごく順当な結果…演目順も、ブックがあるかのような順番だ。
千鳥が100択で笑いを取れれば(やるか如何か知らんが)
一気に逃げ切れそうだが、友近もそろそろ取らないとまずいだろうしなあ。
南海は賞レースとか関係無く、やりたいようにやればいいと思う。
個人的には、ずっと応援し続けるので。

千鳥…△
決勝でやはりというか隠し玉の100択問題を出してきた
勇気には本当に敬服するが、初見の時ほどのインパクトは無かった。
やはりそういう種類のネタなのだろうか。
橋龍千鳥と同じく岡山出身なので過剰フィーチャー自体は悪くない)
笑い飯奈良県歴史民族博物館」フット「SMタクシー」には及ばないかも。

友近…◎
オールザッツの優勝ネタ完全版。
持ち時間が長めなので、のびのびやっている印象があった。
今回は音もあるし、何かが豪華な印象。
昭和ネタを平成に光らせる芸人は数えられるくらいしかいないので、
何があっても、これからも悪棲丘は彼女を推す。
あと、友近のダンスは妖艶だ。シャロン・ストーンなど足元にも及ばぬ。

南海キャンディーズ…○
西中+足軽ドレスエレキグラムになるか如何か試されたネタ。
今はまだ届かないが、来年の今頃は面白い存在になっていそうだ。
山里はピン芸適正も高そうなのだが、
山崎を手懐け操り高めていけるのは彼くらいだろう。
いきなり解散などしなければ、まだまだ彼らは伸びていく。

特別賞は安田大サーカス、これは順当。
結局グランプリは千鳥…まあ2連続ハナだったハンデを考えればよくやったか。
でも友近南海だろう、今回は…ちょっと判定に疑問があるなあ。