起→寝

【今節の4166】
G1MB大賞に出走。半年ぶりの記念参戦だ。
オーシャンカップ勝負駆けが失敗に終わった4月の戸田G1周年以降は
ダービー勝率を稼ぎたかった(新鋭リーグ最終戦優勝後の本人コメント)」ためか一般戦ばかり走ってきた。
勿論、単に吉田拡が記念に呼ばれるほどの実力と名声が足りないとも考えられるが。

6日間で6142433233の予選得点率5.50/節間勝率6.90/予選19位/1着1本という成績を如何捉えるか。
手にしたモーターは伸び型気味の中堅上位レベル。
今節は上位と下位にかなりの機力差があったことを考えると、その中で中堅上位の吉田拡は、
回り足を中心に上手く調整できていれば予選通過くらいは十分できたであろう。

とはいえ、この54号機、ピット離れが絶望的に悪かった。
元々吉田拡はピット離れは重視しないタイプのセッティングで戦う選手であるが、
1号艇で1回インに入った以外は4コース2回/5コース3回/6コース4回、という進入を見ると
「おいおい4年半前のG1デビューかよ」と思わざるを得ない(当時は1号艇でもカドに引いていた)
2コース差しも3コース捲りも記念レベルには達していないので、
枠なりに入ったところで簡単に捌かれて着を取れなかった可能性も十分考えられるが、
それはそれで勉強になったはずだ。好んでダッシュ回りを繰り返したとは思わない。
「チルト3度仕立てで6コース決め打ち」の戦術を使わなかったことからも
できることなら枠なり近辺から戦っていきたかったのではないかと想像できる。

予選回顧。
得点率5.50という成績は、通常の記念ならだいたい予選21位〜25位に相当する。
まして今節はダブルドリームなので、通常より0.2〜0.3ほどボーダーが上がることになる。
85期の銀河系ドリームは11/9/7/6/4/3で充分だと思わなくもないがな。
それなのに5.50で18位タイの1着本数差負けで19位というのは、
やはり上位と下位の開きが大きいということか。あと賞除7人という要素が大きい。
31413の後選責エンストした4075中野とか、2232F3で賞除になった4101三井所とか。

そんな状況だからこそ、今節は予選を通過して準優に進んでほしかった。
(記念12節走って予選通過1回というのは物足りないと言わざるを得ない)
3日目2Rの3959坪井に競り負けて2着になったレースが悔やまれるが、経験値と腕の差は歴然なので仕方ない。
5艇立てになった3日目7Rを活かせなかった(4コースから4着)のも残念。
でも、本当の敗因は1走目(初日4R6号艇6コースから6着)なのだろう。
5コースの3621天野が思い切り壁になってしまい、何の展開も無かったレースだけれど
記念で1走目に6着を取った(ドリーム戦は除く)選手の予選通過率が絶望的に低いことを考えると、
悪くても道中で天野を抜いて5着に入っておかないといけなかったのではないかと思う。
6号艇だから6着取っても何とかなるのは一般戦だけ。
優出まで目を向けて予選着順のデータを見ると、6着はおろか5着すら取ってはいけないことになる。
負けても4着まで。1マークで展開無くても追い上げて4着には入る。そういう戦い方をしなければいけない。
ま、これから更に経験を積んで上手くなっていけば、そういうところも自然とこなせるようになるかもしれぬし、
僕如きがデータだけ見てあれこれ言うのは良くないのかもしれない。
むしろ「取り得はスタートだろうが。ゼロ台連発しろや」とか、彼の持ち味に合わせた檄を飛ばすべきか。
でも状況が状況だしな。総理杯行きたいだろうしな。
(12/11の時点で来年3月の平和島G1が入った吉田拡は年内にF切ると総理杯がF休みになる)

ということは、初SGもゼロ台前半は封印か。
でもゼロ台前半行かなくてもトップスタート切れるレースはいくらでもあるしな。
その辺りは勇敢に挑んでほしい。十分(スリット)入ってるのに上体を起こす、とかはやめてほしい。

4日後の住之江、今できる最高のレースを期待する。