起→新鋭王座決定戦タモリ倶楽部→寝

【今日の4166】
琵琶湖G1新鋭王座5日目。

昨日と打って変わって、またも気温が下がっている上に、雪すら舞い出す有様。
せめて準優の3個レースは落ち着いた水面状況で行われてほしいところだが、
強めの追い風は一向に収まる気配はなく水面は荒れ模様。結局終日安定板装着のレースとなった。

12R準優、1号艇で登場。
10R、11Rと連続でインが二連対に絡まない(11Rは僅差判定の3着ではあったが)という流れ。
というかイン逃げ決着がたった2本て。いくら琵琶湖でも少なすぎるだろこれ。
インから戦うであろう吉田拡にとって、これ以上ないほどの逆境ムードが揃ってしまった。

スタ展では5号艇4189川上剛が前付け。
まあ動くのは想定内だが、1コース2コースが結構深い起こしになってしまう。
イン吉田拡は100切った位置からの起こしで.21の最遅スタート。本番これだと簡単に捲られる(´・ω・`)
スタート勘の修正はできるのだろうか。むしろ川上剛を入れて2コース捲りでもいいような気もする。

本番も川上剛が前付けに来たが、スタ展ほど深い進入にはならずに110辺りの起こし。
これで負ける要素は無くなった。後はインからしっかりスタート行って先マイできれば…

西山アナ「…っと、これは2号艇早いスタートか。ただいまフライング審議中。対象は1番と2番です」
審判長「1番、2番、フライング除外」


や っ ち ま っ た な (´・ω・`)
まさかの師弟F。1号艇吉田拡が.05の、2号艇4323山田祐に至っては.08の大フライングに散ってしまった。

1マークを先取りしてBSでトップ独走だった吉田拡だが、Fコールを聞いてそのままピットへ。
ざんねん! かくろうしんえいおうざは ここでおわってしまった!(シャドウゲイト風に)
レース自体は追走していた4号艇4207松下一が繰り上がって先頭、
2着ゴールの川上剛は待機行動違反で賞典除外になり、3着の4172森定が優出最後の切符を手に入れた。

「時計の針を元に戻せれば」というのは、きっとこんな時に出てくる感情のことなのだろう。
此処までの絶望的なインの負けっぷりにナーバスになっていただろう。
インが負け続けているにもかかわらず自分からドカ売れしているオッズを見て、更にナーバスになっていただろう。
スタートで放っているようには見えなかったので、放ったら負けると覚悟していたのだろう。
スリットを通過した後、自分が残っているとはもはや思っていなかったことだろう。無念だかくろう
(韻踏みで遊んで何とか気を紛らわそうと必死の自分)
僕も悔しい。他の吉田拡ファンも悔しいはず。でも一番悔しいのは、間違いなく他ならない本人だ。

昨日までの水面状況なら、インから一艇身残しのスタート行けば負けようがなかったはずで、
今日の琵琶湖には魔物が待ち構えていた。前回の琵琶湖新鋭王座でも大一番でF禍をもたらす魔物が本性を現している。
それが今回も牙を剥いた。よりによって優勝候補筆頭に駆け上がっていた吉田拡に。あまりにも残酷な現実だ。
レース前に佐藤正子女史は「一番冷静になった選手が勝つ」と言っていたが、
吉田拡も何処かで冷静さを失ってしまったのかも。普通のレースなら何処かで放っていたに違いない。

でも、これで彼の選手生命が終わるわけではないのだ。
4月いっぱいF休みになるけれど、G1準優Fの罰則で5月〜7月までのG1に出走できなくなるけれど、
このくらいは記念常連組は誰もが何処かで経験していることで、決して特別なことではないのだ。
重要なのは「此処から這い上がれるか」だ。此処で埋もれるようなら、それまでの選手ということだ。
正直、今回のG1準優Fは暫くトラウマになるとは思う。ただ、最終的には克服してほしい。
これでイップスになってしまうような選手ではなく、これをバネに更に成長する選手であると思いたい。

負けは負けだ。フライングに胸を張れとは流石に言えない。
一頻り凹んだら、その後はまた今迄と同じように歩み出してくれることを願う。

しかし明日の優勝戦、普段のリーグ戦よりアレなメンツになってしまったなぁ(´・ω・`)
第2の3553平池/3902蜷川が誕生してしまうのだろうか…ううむ。