起→寝

人間は忘れやすい生き物だ。
悪棲丘の中の人は、人一倍忘れやすい生き物のようだ。
実際、昔の記憶が殆ど無い。
この32年間がずっと辛かったはずはなく、人並みに楽しかった記憶も持ち合わせていないとおかしいと思うのだが
残念なことに、覚えているのは断片的な幾つかのトラウマだけという有様だ。
クラスメイトの名前など全く思い出せない。名字だけなら、とかそんな領域ですらない。
「じゃあ卒業アルバムとか見返せばいいんじゃないか」という至極全うな反応も予想するが、
これも残念なことに、そんなアイテムはとっくの昔に廃棄してしまっているのである。
その際に「それを捨てるなんてとんでもない!」とか脳内で怒られなかったのでねぇ。悪用されていないことだけを願う。

このまま年を経ていくと、今覚えていく僅かな記憶すらあやふやになってしまいそうなので
小学校高学年から高校卒業辺りまでの、悪棲丘を形成する10の自業自得トラウマを書き残しておくことにする。
(基本的に時系列準拠)

■×段々畑 ○棚田
■「海だ!潮風の香りだ!」
飛び級→優遇→天狗説教降格
班ノートF1マシンのカラーイラスト
■何回やっても何回やっても英語のテストが98点
■落ちる方が難しい(定数的に)生徒会役員選挙で落選
■(袈裟切りチョップの動作をした後)「チョップ!」
■母親のパンストを使った作品一点の評価だけで美術5を獲得
■「この学校に堂本君がいるって聞いたんですけど、本当ですか?
■あと1回体育の授業を休むか早退するか遅刻するかしたら留年

これで大丈夫。いつか此処を見返すことがあったら、それなりに当時の出来事を思い出せることだろう。
このエントリを書くきっかけになったのがマリみて4thの最終回というのは、此処だけの秘密だ。