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起→賞金王決定戦／シリーズ戦→モンド21杯→寝

【モンド21杯】
今日は久しぶりに見応え十分だった。
でもこれ、鈴木たプロのファンにはトラウマものの一戦だったかもしれないなぁ。
負の部分を全部一人で持って行ってしまった（もしくは持って行かされてしまった）感じ。

前回の７戦＋今回これまでの３戦の合計10戦において、張プロは一度も見せ場を作れなかった。
正確には一度見せ場を作りかけた（東一局で親倍24000点の七対子をバビィから和了った）が、
その印象もさほど大きくはない（その後バビィの怒涛の捲りに遭ってトップを奪われた）のだ。

今回も東発の親番の和了スタートと、その時とよく似た展開。和了点は10分の１ほど（2900点）だが。
ただ、その後が凄かった。
「素晴らしい」とか「上手い」とかいう表現は適当ではないだろう。とにかく良い意味で凄かった。
混一色と七対子の二種類の役が面白いようにサクサク入る。
一度ミスった（八索待ちの七対子で構えて四筒と五萬をしくった局面）だけで、それ以外は仕上げ切っている。
ドラの白を切って三索待ちの清一色に行って次巡に白を引いてきた場面も、
一索二索と落として白で討ち取れたとも思えないので、和了れなかったが仕方なしだろう。
最初に鳴き仕掛けでの連荘を成就させた後は、ガラッと配牌が良くなった。
そしてそのまま終局まで手が落ちなかった。今日は張プロ自身も会心の麻雀だったのではないか。

だが、今回の対局の真の見所は其処に在らず。
忍者藤崎プロ。黒子藤崎プロ。大賢者藤崎プロ。フィクサー藤崎プロ。
時には張プロと鈴木たプロの叩き合いを静かに傍観し、
また時には、表情一つ変えず自身がダマで効果的な安手を和了って場を進める。
張プロの一人舞台の影で、自身はトータルポイント＋100オーバーに到達。
ポイント持ち越しの準決勝のことまで見据えているが、決してそんな素振りは顔に出さない。
何という素直クール（その例えは多分違うぞ＞悪棲丘）
あんな仕事師と同卓したくねぇ(´・ω・｀)　見ている分には最高に面白い打ち手なのだが。

鈴木たプロは「運が悪かった」としか言いようがない。
別に彼は何もミスらしいミスはしていない。それでハコ下２万点というのも強烈だよな。
ハンゲなどのネット麻雀はトビがあるから、こういう展開はなかなかお目にかかれない。
局が進むごとに鈴木たプロの顔色がどんどん失われていったのは、僕の見間違いではないはずだ。
これも麻雀なのだろうが、勝者２人に敗者１人という戦いは可哀想な気もする。
次回のモンド杯は第７期雀王位を獲った小倉プロが出てくると思うので、
鈴木たプロは１年（モンド杯出場を）休んで英気を養ってほしい。その際は格好良い復活劇を見たい。
（これで次回も普通に鈴木たプロが出てきたら如何しよう）

【今日の4166】
住之江SG賞金王シリーズ５日目。
僕が本場に行って観戦すると、吉田拡の勝ち運が逃げてしまう。それだけは自重しなくてはいけない。
思いは住之江、だが自宅で観戦。

シリーズ準優8R、得点率6.40なのに３号艇で乗艇。
事前に４カドを予想していた僕だが、昨夜の展望番組で佐藤正子女史が
「６コース単騎もあるんじゃないかと思います」などと事も無げに仰っていたので、不安が募る。
かくしてスタ展はその通りの12645／3。スローの５艇とも深い進入になる。
本番もこうなると、意外に出番があるのではなかろうか。

しかし本番の進入は1246／35。
５号艇3543福田は引いてくれたが、４号艇3721守田は引かず。スロー勢は展示ほど深くはならない。
まあそれでもいい。吉田拡に５カドを渡すと大変なことになることを思い知らせておやりなさい(｀・ω・´)
今節抑え目だったスタートも、此処一番ではしっかり.06のトップスタート。
これは絶好の捲り隊形…って、４コース６号艇3290だけそこそこスタート行ってる（.13）よ(´・ω・｀)

これでは締め捲りを決められない。
かといって吉田拡にハコ捲りを決めるほどの経験値は無い。
勿論差すという選択肢も無い。
結局のところ、無理矢理にでも捲るしかなかったわけだが、イン１号艇4013中島に接近したところで振り込んだ(´・ω・｀)

あるあ…あるあるある。こういう展開は今まで何度も見てきた。
ただ、今までと違うことが一つ。吉田拡はひっくり返ってはいなかった。
僕が本場に観戦に行っていたら転覆していたのだろう。行かなくて良かった。
優出は消え、順位争いに加わることもできなくなったが、
艇を立て直すとしっかり戦列に復帰、少し離れて６着で完走した。
これはファンとしては素直に褒めたい。トップスタートも行ったし、躊躇せず捲りにも行った。
それが決まらなかっただけ（その「だけ」が大きいのだけれど）だ。
少なくとも恥じることは無い。このレースの敢闘賞くらいは十分にあげていい内容だ。
こういう経験を積んで、いつかはSG優出、そして優勝を決められたら最高だと思う。

まだ戦いは終わっていない。
SG初１着の水神祭のために、明日の1R３号艇／8R特別選抜Ｂ戦（そんなところに乗れるんだよな）４号艇を
全力で戦い抜いてほしい。まあ現実的には２着２着か２着３着が精一杯かもしれないが。
年内は大晦日の地元レースと合わせて残り３走もしくは４走。
総理杯行きのために、改めてスタート無事故を肝に銘じた上で、激しい勝負を期待している。

あと、シリーズ優勝戦に乗った4205山口剛には是非頑張ってほしい。
3556田中信のイン戦は基本的に鉄板なので厳しいとは思うが、
カド戦から自力で展開をこじ開け、あわやという場面を演出することで
全てのやまと卒業生にとっての目標、そして希望の存在になってほしい。